【支えられたのは家族の愛】

img_interview01.jpg

「高校2年のときに父が亡くなったあと、本当につらいことが多すぎたのですが、この間、母と姉がずっとサポートしてくれました。だから、次は私が明るく振る舞って元気づけるしかないと思っていました。自分がプロの試合で勝って、家族を元気づけるんだって……」

ゴルフをはじめたのも両親の影響。父親とゴルフを一緒にした思い出がよみがえる。
「口数の少ない父でしたが、地元の飲み仲間にいつも自分のことを自慢していたって聞いています。見えない愛情は感じていました」

比嘉は父親を亡くしたあと、つらい日々の中で黙々とゴルフを続けてきた。アマチュア時代やプロになったあとも、人前では気丈に振る舞ってきた。その明るい姿から、本当の彼女の胸の内は誰も知る由もなかった。

「沖縄に帰る時間があれば、実家の父の仏壇の前で優勝報告をしたいです」

ルーキーイヤーに比嘉がもぎとった勝利は、決して自分だけのものではない。家族と周囲の人たちの支えで勝ち取った、貴重な初優勝。あどけなさが残る19歳が浮かべた、やさしい笑顔が印象的な優勝でもあった。

img_interview02.jpg